2015年度 校長先生からの7月のお薦めの一冊「希望の海へ」
【7月の読書 「希望の海へ」評論社 1,814円 マイケル•モーバーゴ 作 佐藤見果夢•訳】
今年の夏の高校生向け課題図書の1冊です。第2次大戦後に身寄りの無い子どもや孤児が数千人イギリスからオーストラリアに送られます。「児童移民」と呼ばれました。主人公は過酷な運命の中、すさんだ生活のあとで、めぐりあった女性と結婚し、娘が生まれます。イギリスで別れた姉との再会を望みますが病気で亡くなってしまいます。そして10代の娘のアリーが父の作った舟に乗ってイギリスまで叔母に会いに行きます。希望の海へ向けて。歴史の勉強もでき、そして元気になる冒険物語です。