2年生修学旅行 中国・九州③
中国・九州 3日目 長崎平和公園
今日は長崎市内で平和学習、被曝体験者の方の講話を聞きました。
広島に比べると平日の朝ということもあり、ゆっくりと回ることができました。学級長が代表して献花を行い、平和への祈りを深めました。
原爆資料館では、当時城山小学校3年生だった奥村アヤ子さんの体験談をお聞きしました。被曝前後の記憶があまりなく、47年間記憶喪失だったそうです。両親も兄弟姉妹も亡くなり、1人生き残った4歳の弟をも被爆後2ヶ月で亡くして、ひとりぼっちで生きてこられたそうです。
一生懸命、戦争の悲惨さ、平和の尊さを語られる姿に生徒たちも改めて平和への想いを強くしました。
長崎市内の班別研修後は、中華料理の夕飯でお腹いっぱい。その後稲佐山に夜景を見に行きました。小雨でしたが夜景は綺麗に見えました。
生徒の感想より「奥村アヤ子さんのお話しを聞いて」
実体験を聞き、苦痛の末に亡くなった人はもちろん、残された方々がいかに辛い経験をされたかを思い知らされました。
家族が真っ黒焦げで衣類もなく、バラバラの場所で亡くなっている事を涙ながらに何回も繰り返して話す姿を見て、何十年経っても色濃く残ってしまう程むごい事なのだと感じました。
平和を作り出すのは、「人の痛みを知る心」だという言葉が心に残っています。
奥村さんに続き、私も次の世代へと学んだことを伝えていきたいです。
奥村さんの話を聞いて、想像もできないようなことが起きていてそれを体験された方のお話を聞くことができ、とても貴重な時間でした。
家族が生きていると信じて待つのも不安な気持ちもあったと思うし、凄く辛かっただろうなと思いました。弟さんは4歳というまだまだ子供だったのに誰にも弱さを見せることなく我慢していたと言っていてとても辛い気持ちになりました。家族が亡くなって、自分1人になってしまったのは、生きる希望やなぜ自分だけと思ってしまうと思いました。自分がもしその場面になったらと想像するだけでも、辛いのにそれを体験して話をしてくれてとても勇気のいることだと思いました。記憶喪失になっていたと言っていて、記憶から消えてしまうほどすごい光景だったんだなと思いました。
今日聞いた話を、家に帰って家族や友達に話したいなと思いました。もう2度と同じことが起きては絶対にいけないと身をもって感じることができました。平和は、みんなでつくっていくものだと思いました。